大晦日
「宮坂家の食卓」の大晦日、はこれから・・・・。
スタッフの助けで、2008年もここまで乗り越えられました。
皆、忙しくなると笑顔で立ち回り、本当に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとう、お疲れ様でした。
明日の元旦は宮坂家族がお店でお待ちしています。
「振る舞い酒」も致しますので、お越しください。
玄関も、とても素敵な南天を頂きましたので、こんなに立派に。
御用納は31日の夕方六時。
さて昨晩から御節は作り始めたものの、これからいざ・・・。
しかし、諏訪のお正月は31日にお年とり・・・」からお正月が始まります。
子供の頃は、31日の除夜の鐘が鳴っても母と大掃除やら、お料理の用意などしていたのですが。
宮坂家へ来てからは様変わり。
この様子は、元旦にお知らせいたします。
今年もありがとうございました、来年も宜しくお願いいたします。
そうそう、今朝 息子から忠告がありました。
「母さん、誤字があったよ、寝ながら書いてるんじゃない?」と。
あわてて直しました。
書きなれない私ですので、お恥ずかしいことばかりしていますが、
息子だから注意してくれるのでしょう、ありがとう。
来年からは、気をつけます。
こんな読みにくい文章ですが、来年は楽しい話題と美味しい話に触れながら書きますね。
それでは、「和やかな食卓」で良いお年をお迎えください。
2008年12月31日 17:20
冬野菜と真澄
冬の野菜の楽しみ。
冬は野菜が無い・・・。などとは思いません。
冬は冬の楽しみ方。
冬のお酒を美味しく呑むための野菜があります。
「白菜」は冬野菜の王様。まるで姿かたちも大様。
芯の部分は美味しいスープに。
葉先は蒸し物に・・・。
美味しくお酒を呑む一品が、簡単に出来上がります。
是非、「家呑み」のレシピに加えてください。
やはり、奥伝寒造りhttp://www.masumi.co.jp/okudenkanzukuri/
に・・・・。
お燗でいかがですか?
えびの白菜巻き
・豚ひき肉 100g
・えびのむき身 400g
・茹で筍 みじん切り 6g
・レンコン 3センチ程
・生姜 みじん切り 小さじ2
・酒 大匙 1
・塩 胡椒 少々
・片栗粉 大匙1
・ごま油 大匙2
スープ(鶏がらスープ・酒・塩・水溶き片栗粉)
先週の「白菜スープ」は芯の部分を使いましたが。/2008/12/
実はそのときの葉さきを茹でて冷水で冷まします。
えびは、背わたを除いて、お酒をふりカッターにかけます。
野菜類・調味料も加え練り混ぜて、茹で白菜の水気をきったところへのせます。
はしから巻き込み、蒸し器で6分ほど蒸します。
スープが煮立ったら水溶き片栗粉でとろみをつけて白菜にからめる。
2008年12月24日 18:18
冶部煮 伝統料理と真澄あらばしり
冶部煮と真澄あらばしり
冬のお客様がいらっしゃるとなると、主人は「献立に冶部煮を入れてね。」
と、必ずいいます。この時期ですから、お酒は勿論「真澄 吟醸あらばしり」
本来は、鴨肉を使うところ、なかなか手に入らないので、そのときは鶏肉を使用します。
先日、二回続けてのお客様でしたので、最初は手に入れましたので鴨肉で。
二回目は間に合わず、鶏肉で。
ご家庭によっては中身も変わるようですが、我が家は代々この献立で作ります。
前田家の頃からの伝統料理で、今風に言いますと「ジビエ料理」だったんでしょう。
お麩も本来は「すだれ麩」http://www.pref.ishikawa.jp/no-an/furusato/10sudarefu.html
を使用するのですが、これまた手に入りにくい。
以前は、セラ・真澄でも扱っていたのですが、
冶部煮を知らない方々にして見ますと「使いにくい」のでしょう。
消費は私ばかり・・・・。
今は、おいていなくて、皆様に認知していただければ仕入れておきます。
最近は、娘が積極的に手伝ってくれますので助かります。
伝統料理はこうやって伝えていくことがいいこと、
辰巳芳子先生のご本を読んでいても感じます。
http://www.tatsumiyoshiko.com/?p=287
http://www.tatsumiyoshiko.com/
先日も、魚が二本届き娘が「私もさばく・・・」
と言ってくれましたので二人で横並びで三枚におろしました。
意外と上手に出来た娘は気をよくしてご機嫌でした。
冶部煮
材料
鶏肉 モモ肉 一枚
椎茸 四枚(生しいたけは軸を取って飾り切りする。)
すだれ麩 一枚(生麩でもよい)すだれ麩は三角形に切る。
茹で筍 四切れ
セリ 一束
生姜 千切(水にさらしておく)
わさび 食べる間際にすり、盛り付ける。
だし汁 一カップ
日本酒 大匙2半
醤油 大匙2
みりん 大匙2
片栗粉
粉以外の汁を作り、椎茸・筍・麩をそれぞれ煮つける。
肉はひと口大のそぎ切りにし、包丁の刃先で2~3ヶ所切れめを入れ、
水気をふき取る。片栗粉をたっぷりまぶし、たたいて余分な粉を払う。
野菜よりは少々お酒を多くした汁で火を入れる。
さやえんどうは筋を取って塩ゆでにする。
セリはサット茹で、結ぶ。
器に野菜を色よく盛り付け、肉を入れとろみの付いた汁を入れ、絹さやを飾り。
生姜の千切、わさびをおく。
2008年12月22日 19:05
残念ながら行かれません。
「音の旅人」
急なお便りを頂きました。
温石さんの真里子さんからで。
http://onjaku-tadokorogaro.com/
今週末、21日に温石さんで行われるコンサートとちょっとしたお料理付き。
というもの・・・。
本来だったら、飛んで行きたいところなのですが。
19日~21日までは、諏訪の片倉館で「クリスマスマーケット」が開催。
このお手伝いで、粕汁を作らなくてはいけないのです・・。
音の旅人
風のように来ては去り旅人。残していくものは音楽。
井上周子(リュート・歌・語り)
12月21日(日)18時時半開場
19時開演
於:温石」 松本市本町1-3-27
入場料:3500円(ちょっとしたお料理付き、お飲み物もご用意)
*人数に限りがありますので、必ずご予約お願いいたします。
お電話 0263-36-0985
2008年12月20日 15:09
冷酒とお燗の間には。
冷酒からお燗へいくには・・・・。
忘年会のお酒のコースは。
真澄「夢殿」で乾杯。
真澄「吟醸あらばしり」生原酒でガブリ。
真澄「本醸造 特選」今年のIWC(インター・ナショナル・ワイン・チャレンジ)ロンドンで開催。
で見事、金賞を頂いたお酒。
こうなりますと、お料理のレシピにひとねり。
今日は、その中で冷酒とお燗に入るときの一品のご紹介。
「おっととと・・・・・お燗の前に。」
と呑んでいただき。
「これは何?」と目が点になって、主人のお気に入りエスプレットカップを覗いてました。
「なんと不思議なスープ」
白菜の芯の部分 1/4
・ホタテ缶 1缶
・バター 大匙3
・鶏の蒸汁 3カップ
・酒 1/3カップ
・牛乳 2カップ
・塩・胡椒・粉チーズ・トッピングチーズ(パルミジャーノ・レジャーノ)
(作り方)
白菜の芯の部分を千切にして、バターで炒めホタテ缶を汁ごと入れて炒める。
鶏の蒸汁・酒・で煮詰める。
フードプロセッサーにかける。
塩・胡椒・牛乳で味を調える。
最後にチーズを加える。
2008年12月16日 13:25
真澄を2合
主人が一週間の出張(香港)から帰ってきました。
留守の間に「あそこの掃除、ここの片付け・・・・」などと思っていたのですが。
やはり、毎晩のように義父と母(特に義母)との晩酌では、ついつい呑みすぎ。
義母は「あらばしり」が大好きですので、「買って来て・・・」とリクエストがあるものですから。
毎晩「あらばしり」で手酌で・・・。
「あら、今日は2合は呑んだかしら?ねえ・・・公美さん」
などと言いながら。食事が終わり。
「片付けはしておきますから、いいですよ・・。」「あら、いい?悪いわね・・。」
母との会話。私もほろ酔い気分で片付け後、バタンキュー!
結局、あっという間の一週間でした。
久しぶりに見る主人は、また大きく成長なさってまして。
あらら・・・。
そこで、本人の希望もあり「湯豆腐」に。
今では慣れましたが、最初の頃は「こんばんは湯豆腐。」といわれてもおかずににならないのでは?
と思っていたのですが。
宮坂家の「湯豆腐」は塩たらと野菜が入るんです。
「塩たら」の存在も知らなくて、最初は驚きでした。
実家の父も「湯豆腐」が好きでしたが、本当に昆布に豆腐、薬味のみ。
本当に、家庭によって違うものなんですね。
丁度、2週間前に漬けた野沢菜も食べはじめたので味見。
パパ、お疲れ様でした。
2008年12月10日 17:17
真澄へフランスからのお客様
新酒が出来て、初めての海外からのお客様。
主人から「我が家でのご接待」・・・といわれて、
いつもの事とはいうものの、今回は流石にメニューに悩みました。
特に、全国の蔵元5件を回られた最後の蔵が真澄。
とあらば・・・。
キースさんが私にメンバーリストを渡してくれたのが前日の事。
早めに言うと緊張のあまり断る、と心配したんでしょうね。
ディディエ・ビュローさん(シャンペンメーカーのデュバル・ルロワ社のシェフ・ソムリエ)
エリザベット・スコットさん(雑誌ELLEのジャーナリスト、有名フードライター)
クリスティアン・マルトレーさん(ミシュラン2つ星のアルベール1er(シャモニー)のシェフ・ソムリエ)、
パスカル・レノネッティさん(ソムリエ仏チャンピオン、ミシュラン3つ星のオーベルジュ・ド・リルのシェフ・ソムリエ)、
オリビエ・プシエさん(ソムリエ世界チャンピオン2000年)、
宮川圭一郎さん(真澄インポーター「イセ・エ・カンパニー」のソムリエ)
前菜には、蕎麦の籠の中にムカゴ・クワイ・たらの芽の素揚げ。蕎麦味噌。
百合根の寒天よせ。卵の白身の中身は黄身・ホタテのクリームチーズ・胡椒・いくら。
おからを梅型に抜き、白胡麻。きんかん。
お刺身は鯛の昆布じめ・信州サーモン。
坊ちゃん南瓜を蒸した上に揚げ物(レンコンの穴にえびのすり身入り・下味サバ)大根おろし。
胡麻豆腐にしめじの胡麻油炒めに花菊と紫蘇葉の和え物。
くるみ和え。冶部煮。蕎麦米の汁物(松茸入り)。一口おにぎり。
加賀棒茶。粕デザート(ぶどう味)。
不思議な食べ物が目の前にあって、デジカメで写真を撮っていました。
冶部煮を一口食べては。グー!と指を向けられたときは嬉しく。
綺麗に食べてくださったお皿には驚きました。
どんな感想だったのかしら?と心配です。
2008年12月 2日 12:11