集中豪雨・台風・地震‥‥ 天変地異が続いていますが、皆さんご無事でお過ごしでしょうか。たぬきちです。諏訪も、先週末の豪雨で大きな被害が出ました。もうこれ以上、何もないことを願うばかりです。
さて、先日、秋のお酒の撮影で、郷土料理研究家の横山タカ子先生宅にうかがいました。お昼ごはんには、撮影に使ったものも含めて、いろいろ盛りだくさんな美味しいものを振舞ってくださり、ほんとに幸せな食卓。
「今日のメインは“やたら”よ!」
と、大鉢にどーんと出されたのが、北信州の郷土料理“やたら”。
茄子・ぼたんこしょう(ピーマンを丸くしたような形で、辛いししとうのような味の伝統野菜)・みょうがなどの夏野菜と漬物を細かく刻んで混ぜたものです。ご飯にかけていただきます。
入れるものや味付けは各家庭でいろいろのようです。横山先生はヤーコンの味噌漬け(もちろん自家製)を使っていましたが、
「三年ぐらい経った大根の味噌漬けなんかがいいの」
とのこと。北信の農家なら、畑からとってきた茄子やらきゅうりやら、土間のすみっこの古漬けやらをただただ手早く刻んでハイ出来上がり、の夏のお手軽メニューなんでしょうね。とにかくご飯がすすむ!信州のうまいものです。
我が家でも再現したいものですが、何しろぜんぶ5ミリ角くらいに刻んである‥‥技も根性もない私にはちょいとハードルが高い‥‥三年ものの古漬けもないしなあ‥‥でも美味しかったなあ‥‥
つくれぼ (2009年8月13日 08:17)
ほんと今年の天候には、驚くばかり。
作物にも大きな影響がでてますね。
これ以上天災が起きませんように。
ところで、「やたら」というのは、
やたらにご飯が進むってことでしょうか?
なんだか、ほんわりした雰囲気がしますね。
masumi
コメントありがとうございます。たぬきちです。
「やたら」の語源は、「野菜をやたらに何でも入れる」とか「やたらめったら刻む」とか「やたらうめぇ」とか諸説あるみたいです。
あったかいご飯も涼しくいただけるし、たぶん冷奴に乗せたりしても美味しいと思うので、お試しくださいね。